WEBデザイナーになりたい!でも、どうしたらなれるの?
そう思っている人、たぶんWEBのお仕事未経験ですよね?
パソコンもほとんど使うことがなかった未経験者の私がWEBデザイナーにどうやってなったか書いていきます。
未経験からいきなりWEBデザイナーになる人もいるようですが、仕事自体が勉強になり、さらに私的にはいまや自分の強みになった過去のお話です。
WEBのお仕事未経験者がWEBデザイナーに一歩近づくお仕事とは?
元々美容師として働いていた私。
美容師を辞めて、オフィスワークがしたかったけど、タイピングができるくらいの能力しかありませんでした。
なので、まずはEXCELやWORDを勉強できる職業訓練校に行き、就職した会社が通販会社でした。(WEB関連とか全く狙ってなかった。)
まだ、新聞広告でもそこそこ電話注文などがきていた時代だったので、始めの配属は新聞広告経由でくる注文に対応する部署でした。
その会社は楽天市場・Yahooショッピング・ヤフオク・Bidders(現在Wowma!)など各ECモール出店していました。
新聞部でしたが、他部署よりは余裕があったので、自社サイトからの注文も受けることになりました。
そうしてるうちに受注作業をしたり、デザイナーが作ったページをアップしたりと少しずつ、タグを教えてもらうことになりました。
そのあと、楽天市場店の運営スタッフに空きが出たので、私が移動して担当することになりました。
後々思い返すと、ページアップの作業や配置換えがWEBデザイナーを目指すきっかけになったと感じています。
何かを目指して通販会社に入ったわけじゃないけれども、WEBデザイナーにつながる始まりだったなと思います。
デスクワークで休みがちゃんとある仕事がしたかった。という、不純な動機で入った会社が今につなげてくれたと思うと不思議な気分です。
そして、ここでの経験が後々いろいろと効いてきています。
WEBショップ運営は未経験でも入りやすい可能性あり!
WEBショップの運営は会社によって仕事の範囲が大きく異なります。
大きめの会社だと、WEBデザイナーや受注処理をする人・販売戦略を立てる人など分業されているところが割とあります。こういうところのWEBデザイナー枠は大体経験者を募集しています。
でも、小さな会社だと受注~発送・売上アップのための施策やWEB販売ページの作成(画像を作る)など、いるメンバーでこなさないといけないので、販売ページのデザインをすることができる可能性があります。(←ここが重要)
ページデザインを外注に出すこともありますが、小さい会社はなかなか販売ページにお金をかけられないことも多く、どうにか自分たちで作ろうとすることも多いのです。
私の場合は、商品ページの作成だけでなくカメラど素人なのに、撮影までしていました。オートで撮って加工でなんとかしてました。
ということで、選ぶ会社は10名以下の規模でもよいかと思っています。そのかわりと言ってはなんですが、デザインだけをしていくことができないのは覚悟していてください。
未経験から経験者になるための修行期間です。全体を見れるということは得られることも多いですよ。
WEBショップ運営スタッフとして働くには?
入り方としては、正社員でも募集がありますが、アルバイトや派遣社員として働き、技術を習得する目的としてステップアップする道もあります。
自分の状況に合わせて、雇用条件を選びましょう。正社員で選びたい人も多いかもしれませんが、経験が積み実績をつけるのには他の雇用形態も視野に入れることもよいかと思っています。
私の場合、ECモール運営からWEBデザイナーへのジョブチェンジは、派遣会社で働くことで叶いました。そして、今はWEBデザイナーとして派遣されていた会社で正社員雇用されています。
ただ、ここで少し注意点。
スキルアップは働きながらも時間を作って行うこと。職場の見極めはきちんと行うこと。派遣社員の場合、派遣先に満足できなければ行動を起こすこと。
受け身ではなく、能動的に行動することが大切です。
自分で努力しつつ派遣会社もうまく使えば、いい方向へ向かえると思っています。
私は、初めて入った派遣先ではECショップの運営がメインだったのでWEBデザイナーのような仕事はできなさそうなこと・正社員雇用は望めなさそうなこと・子持ちハラスメント(小さい子供いてるのに雇ってやっている的な発言されました。これが1番大きな原因。。)があったため、派遣先の変更をしてもらっています。
結果、今の仕事をつかめたのでいろいろあったけど、無駄にはなってないし行動を起こしてよかったなと思ってます。ちなみに派遣社員雇用と派遣先の変更は30代前半の話です。
話がそれてしまいました。気を取り直して。
WEBショップの仕事内容とは?
WEBショップの仕事は、多岐にわたります。
仕入れ→商品ページ作りの下準備→商品ページ作成→ECモールへの登録→販促→問い合わせ・受注対応→発送準備→発送(これ全部、私は経験済みです。RMSバッチリ使えます笑)
ザっと書き出してもこれだけの工程があります。大きな会社だと分業されているので、この流れを実際に体感することはできませんが、小さな会社ならできてしまうことがあります。
この中でWEBデザイナーを目指している人は「商品ページ作りの下準備→商品ページ作成」をメインにしたいと考えているのではないでしょうか。
もしできることになれば、どんなページにするかを考えて必要な商品写真を撮ったあとや用意された画像を実物の色に近づける加工を施したり、切り抜き作業を行ったり、販売ページを作る前の下準備をします。
こういった作業や下書きに基づいたデザインの販売ページ用画像を作るのにはだいたいAdobeのPhotoshopやIllustratorに使うことになります。
仕事中にソフトの使い方を学べます。これができるとすごくいいですよね。その上、製作物の反響を見ることができる環境にあるといえるのです。
練習だとかっこいいだけのデザインを追及したり、好きなものを作ればいいので制限がなかったりしますが、仕事だと会社側の要望や商品の特長など具体的に売るためにはどう見せるかということを考えることになります。
こんなのカッコ悪い。というものも作らなければならないこともあります。なぜならモールごとの特性に合わせることも必要だからです。この場合、アートと商業デザインの違いと受け止めましょう。
アートなものを作りたいなら、個人サイトでしましょうね。ポートフォリオサイトを作って、アート心を爆発させるのも◎
ショップ運営は売ってナンボなので、販売ページを作る時にどう売るか・どう見せるか・どんなキャッチコピーがお客様に響くか・どのワードが検索されるかなどを考える必要があります。
いきなり実践として取り組めますね。人によるかもしれませんが、自分で考える課題はムリのない範囲のものになりがちです。
仕事だと、デザイン経験やたいした商品知識のない人たちがよかれと思い、ムリめなツッコミや抽象的すぎる指示をしてくる時も多々あります。
そんな状態でも1つのページとしてまとめなければなりません。ここで工夫することがめちゃくちゃ勉強になりますよ。
いい意見(この場合、売れる確率が高そうなもの)は取り入れて、そうでないものは入れない理由を説明できるようにしていく。
結局、作るのも見るのも使うのも人なので、人と関わりますし、そのぶん自己学習のみでは得られないことを体験できます。
WEBデザインやプログラミングなどパソコンでできる仕事は、コミュニケーション力がなくてもいけそう。と思われがちですが、割と必要です。
もし、わずらわしく感じても、周りの人の意見を聞く耳は持っていてほしいです。傾聴する気持ちを持つだけで、結果が全く変わってきます。
スキルアップもお忘れなく!
仕事で販売ページなどのデザインを始めるとできた気になるかもしれません。
でも、勉強し続けることをおすすめします。あとからあとから若くてセンスのよい人がどんどん出てきます。それも若いゆえ低めの給料で。
自分の強みを持つためやワンランク上の仕事を確保するため、末長くこの業界で働くためには少しずつでもいいから、ほそーくながーく勉強しつづけるのがよいです。
美容師ですら飽きてしまった私が飽きずに続けられているのは、この業界は新しいことがどんどん起きるから。←ルーチンワークめっちゃ苦手です。
新しいことを学ぶのが苦痛だと、ちょっと難しい業界といえるかもしれません。
逆にいうと好奇心旺盛な人は、沸いてくる新しいことを吸収しながら楽しく仕事できます。
最初は誰でも未経験!興味を持てた分野でがんばるのもよくないですか?
まとめ
すぐにWEBデザイナーになりたいけど、1人暮らしや他の理由で勉強ばかりに時間を割けない人におすすめなのが
- 少しでもWEBの仕事に関われるWEBショップ(ネットショップ)の運営を仕事にしてみる
- 選ぶのは大きい会社ではなく、小さめの会社で他の業務もしながらWEBデザインに関わる
- 面接で趣味でPhotoshopを使ったことがあることを伝え、業務に関わりたいことを伝える
- 仕事自体の中で勉強もできる環境を整えたら即実践
- 仕事だけでできた気にならず、空き時間は自己学習にあてて、スキルアップ!
思い描くのとは違うかもしれませんが、こんなルートも1例としてあることを知っていれば、少し近づけそうな気がしませんか?
目指し始めるのに、周りの環境や年齢が気になることもあると思いますが、目標を持つだけでなく一歩踏み出せると違うものが見えてきます。
この記事をここまで読んでくれただけでも、きっと本気で取り組みたいと思っているひとだと思います。応援してます!
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