広告の設定が済んだら、運用開始になります。
ここでまた壁が現れます。広告を始めたけど、次に何をどうすればいいの?ということです。
Amazon広告運用初心者の方向けに、数値の意味と結果の見方、さらに改善方法を解説します。
インプレッション数の改善方法
インプレッション数とは、【広告の表示回数】です。
キーワードターゲティング・商品ターゲティングともにある程度、母数となるインプレッション数が少ないと広告として機能しないです。
なので、表示回数(インプレッション数)があまりに足りない場合は、キーワードやターゲティングしている商品の見直しや追加してみましょう。
あまり検索されないキーワードの場合、広告掲載自体されないこともあると感じてます。一般的な言葉を使いましょう。
キーワードも商品も追加したのに、インプレッション数が伸びない場合は、入札金額をアップしてください。単価が低すぎるため、入札時点で競り負けて表示されていない可能性があります。
表示させることをしないと、結果を見ることもできません。(ユーザー見えていない=売上なんて上がらないですよね。)
クリック率・クリック数の改善方法
クリック数とは、【広告がクリックされた回数】です。
クリック率とは、【クリック数÷インプレッション数×100(%)】です。
広告を見てもらえることができたら、次に考えるのはクリック数とクリック率です。
なぜ、クリック数だけで考えないのかというと、母数となるインプレッション数が伸びた時にクリック数だけでは、比較しづらくなります。
たくさんクリックされた気になってたけど、たいしたことがなかった。ということ数値で判断できるのがクリック率になります。
ユーザーにとって、有益な情報を届けられているか確認できる指標となるのがクリック率ともいえます。
クリック率が少ない場合に考えられることは、以下のようになります。
- ターゲット層から外れたキーワードや商品ターゲティングをしている。
- 表示されている広告がユーザーにとって魅力的ではない。
- 掲載順位が低い。
各項目への対策はこんな感じです。
①ターゲット層から外れたキーワードや商品ターゲティングをしている。
改善方法は、問題点となるキーワードや商品のインプレッション数を確認してください。
- ビッグキーワードでたくさん見られているけど、範囲が広すぎるキーワードだから購入につながらないという結果になっていませんか?
- 商品ターゲティングの場合、広告内容とカテゴリーや商品は一致していますか?
客観的に考えるために、自分ならどう検索するか・周りの人ならどういうキーワードを使って探すか・同じカテゴリー内で有名だと思う商品を会社の人や家族に聞いてみてください。
設定したキーワードとは、違う結果が聞けたら追加してみましょう。
②表示されている広告がユーザーにとって魅力的ではない。
リスティング広告だと画像の見直しも必要です。
しかし、アマゾン広告の場合は、検索時に表示される画像が広告にも表示されるので、画像の見直しをすることはあまり考えません。(もし、画像を変更するとなれば、商品ページの編集をしましょう。)
アマゾン広告の場合は、【見出し】と言われる【広告文】を見直しましょう。
- 難しい専門用語は使っていませんか?
- 商品に対する適切な言葉を選べていますか?
- だらだらとした長文になっていませんか?
- ユーザーの興味をひく言葉が入っていますか?
よほど文字が好きな人以外、文章を読むことに苦手意識がある人が多いです。
端的な言葉で、わかりやすく、商品の訴求ポイントを入れましょう。
また、スポンサーブランド広告の場合、品切れ商品が含まれると3アイテム見せられるところ、2アイテムしか表示されないことになります。
在庫状況を確認して、3アイテムが常に表示されるようにしてください。
数が少ないと、それだけで広告に寂しさが出てきます。(広告の説得力が下がります。)
③掲載順位が低い
①でも書きましたが、入札価格が低すぎる場合におきます。
Amazonの推奨入札額がキーワードなどで変わります。
よく検索されるものや(たぶん)注文率が高いと思われるもの、キーワードの完全一致で注文されるやすい言葉は、価格が高い傾向にあります。
なんと、1クリック400円超えのキーワードもあります!
そんな払えないよ~。すぐに日予算切れるわ。
と思いますよね。
なので、できる範囲でいいので、探り探り入札額をあげてみてください。
最大値を入札しなくとも、表示されることも多々あります。
ライバルなど、同じキーワードや商品を狙われていないかチェックもしてみましょう。自分がターゲティングしたキーワードや商品・カテゴリーを見ると他社の動向を見ることができます。
他が狙っていなさそうなら、値段を上げすぎずに様子を見ることもできます。
広告の費用対効果について知る
慣れて広告の結果が見えてきたころに、ACOSといわれるアマゾン独自の数値をチェックしてみてください。
ACOSは、広告費用÷広告経由の売り上げ×100でパーセント表示されています。数値は低いものが優秀となります。
ACOSを見ることで売り上げに対していくら広告費を使ったかがわかります。
最近、ROASも表示されるようになりました。こちらは広告の費用対効果をみるのに一般的な数値です。通常、単位は%(パーセンテージ)で記されるのですが、アマゾンは単位なしで表示されます。
ROASは、広告経由の売り上げ÷広告費用×100で計算されます。こちらは数値が高い方が優秀とされます。
ACOSやROASの数値結果がよい場合でも、そのまま継続し、定期的に見直しを続けてください。
季節による需要でキーワードを入れ替えたり、同じものを続けると少しずつ結果が落ちてきたりします。ほったらかしにせずに定期的にチェックしましょう!
思ったような結果が出なかった場合は、出た結果の数値や広告内容を見直して、上記のような改善策を行ってみてください。
まとめ
見たり、修正したりする機会が増えるとだんだんと広告に慣れていきます。
もともと、購買意欲が高いユーザーが集まるAmazon
コンバージョンを購入としたときに、とても結果が得られやすいものの一つがAmazon広告となります。
なにから始めたらいいかわからない時は、スポンサープロダクト広告をオートターゲティングで始めてみてください。
オートターゲティングの結果をレポート画面で、どのキーワードがなんか見られて、クリックされた回数も見れます。
オートターゲティングでもある程度結果が出てます。
サクッと始めて、慣れたらマニュアルターゲティングもはじめて、徐々に精度を上げていくのがよいんじゃないかと思っています。
少しずつ慣れてくると、数値を確認するのもちょっと楽しみになってきます。
始めるのが億劫に感じるかもしれませんが、売上があがって、自分にもできること増え、データがたまっていくのはおもしろいです。
頑張りましょう~!
他にもAmazon広告の解説してみました。よかったらどうぞ!
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