Amazon広告運用のはじめ方① アマゾン広告の3種類の違い ベンダーセントラル編

アマゾン広告戦略WEBマーケティング

WEBデザイナーといっても現職での職務範囲は広く、Amazon Advertising・アマゾン広告の運用もしています!

他の業務としてはWEBサイトのページ制作・更新や自社の認知を広げる活動から売り上げをアップを目指す方法など、日々実践で経験値を増やしてます。

セラーセントラルでの管理方法は、たくさん情報がありますが、ベンダーセントラルを使っているアカウントは相対的には少なく、情報もあんまりないので書いていこうと思いました。

ここでは、こんなお悩みを解決!

  • ベンダーセントラルで契約していて、AMS広告の種類の違いがわからない
  • スポンサープロダクト広告・ブランド広告・ディスプレイ広告どれにするか決められない。
  • 広告を使ったことがわからなくて、どの商品を広告対象にすればいいかもわからない。

といった、AMS広告をこれから始める・始めたばっかりで初心者という意識があるベンダーセントラル管理者向けの内容です。

Amazon広告運用を始めて2ヶ月の運用結果

AMS広告に話は戻って、おまかせ運用していたアカウントだったこと、自分の担当からは少し離れたところの仕事、忙しくて見る時間がなく、アカウントを聞いてからしばらく見ていませんでした。

が、ちょっと時間に余裕ができたときにふとをのぞいてみたところ、失礼ながら適当に運用されているのを発見してしまいました。。(自社のAmazon担当者は忙しく、外部に委託のような形で他社に任せてました。)

これは、いけない!こっちで引き受けたほうが改善できる!と思い、時間ができたこともあり、ちょっと任せてほしい!私にさせて!と自社のアマゾン担当者に掛け合い、広告運用を引き継ぎました。

引き継ぎ後、余分な広告費をさげて(広告費の最適化)、改善→見守り→改善のループがうまくいき(PDCAをまわす)、引き継ぎ時点でROAS 1189%でしたが、1か月目約600%アップ、2か月半で始めた頃より1602%アップし2791%になりました。。(客単価1万円程度なので、1注文であがるだけで数値上がりやすくはありますが。)

結果をだす為にまずは、各広告の役目を理解することが必要です。

そのあとは、商品を効果的に見せる広告選び、商品ラインナップ、そしてどう考えて改善していくかの道筋をたてることが必要です。

実際に試し方法やショコラルトのAMS広告への考え方をご紹介します。

Amazon独特の販売方法を考えて理解する

Amazonは、ECモールの中でも独自路線をいくので楽天市場やヤフーショッピングとは別の戦略が必要です。

店舗ごとに商品ページを用意するのではなく、他店も販売する商品なら「これうちもありますよ。」と挙手するようにして、1ページに対して販売者が登録するスタイル。

ユーザーは、価格や条件などを一気に見れます。

なので、ユーザーにとっては、簡単に価格や条件を比較できる素晴らしいサービスなのです。

でも、店舗側としては、これがデメリットにもなります。

ユーザー全員が同じ商品ページをみて購入するので、ショップごとの独自性というものをAmazonではほぼ表現できません。

店舗側としてメリットをあげるなら、先に出品者がいると登録するだけで販売開始できるというのがラクということ。

みんな同じページから、買ってもらうことになるので、どうやって自社で買わせる仕掛けを作るかが難しいのです。

一番簡単なのは、最安値にする。ということですが、そもそも商品自体が検索上位にいないとユーザーに見つけてもらえません。

商品名や固有名で検索してもらえるまでにするにも時間がかかる。そもそも、有名な商品ではない。

レビューで高評価を得て、お店として安心してもらうこともいいのですが、レビューが入るまで時間がかかる。

ということで、Amazonでの販売は自社の他店舗とは別視点で見る必要があります。

そこで活躍するのが、AMS広告。

広告の運用方法で結果が変わりますよ。

Amazon広告の3つの種類

アマゾン内で運用できる広告は3つあります。

  1. スポンサープロダクト広告
  2. スポンサーブランド広告
  3. スポンサーディスプレイ広告

どれもクリック型課金制でクリックされるたびに費用が発生します。

表示されているだけではコストがかからず、1日ごとの予算を決められるので広告費の管理がしやすくなっています。

3つの広告の大きな違いは表示場所です。

スポンサープロダクト広告は、検索結果の1ページ目や商品詳細ページに表示。

スポンサーブランドは、検索結果に表示。

スポンサーディスプレイ広告は、商品詳細ページまたはその他の商品関連ページに表示。

表示場所だけでなく、それぞれに役割も違います。

違いについて、1つずつ紹介します。広告場所に対しての理解を深めると、商品選びや広告文の作り方が楽になります。

スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告を利用できるのは下記が対象です。

スポンサープロダクト広告は、大口出品者、取引会社、書籍の取引会社、Kindle Direct Publishing(KDP)の著者、および代理店が利用できます。広告を掲載するには、商品が1つまたは複数の該当カテゴリーに属し、おすすめ商品の資格を満たしている必要があります。

https://advertising.amazon.com/solutions/products/sponsored-products?ref_=a20m_us_p_sd_sp

プロダクト広告と呼ばれるだけあり、検索結果に指定した商品が表示されます。

検索結果のページ上部に表示される=欲しいものを探している人に向けて、自社の商品をいち早くみせることができます!

Amazonユーザーは、他のモールよりサクッと買い物をしたい人の割合が多いのではないかと思っています。

なので、すぐにユーザーが見つけられる位置に表示されるので売り上げにつながりやすい広告と言えます。

もし、どの商品を広告したいか悩んでいるようなら、売り始めて間もないなど、上位表示されていないけど、売りたい・売れる見込みがあるという商品を選びましょう。

なぜなら、アマゾンSEOやロジックといわれる「A9」では、新着期間(売り始めた初日~7日間が特に)に売れることが重要とされています。

また、商品にとって重要なキーワードで売れることもよいとされています。

なので、商品登録と同時にスポンサープロダクト広告を出稿して、スタートダッシュを狙うのはアマゾン内で純粋な検索で上位表示させる方法として有効と考えられます。

スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告は使えるのは、下記が対象になります。

スポンサーブランド広告を利用できるのは、Amazonブランド登録に登録している大口出品者、取引会社、書籍の販売業者、代理店です。

https://advertising.amazon.com/solutions/products/sponsored-brands?ref_=a20m_us_p_sd_sb

スポンサーブランド広告は、同じカテゴリで数種類の商品があるものや〇〇シリーズなど別カテゴリでもつながりのある(一緒に買う可能性がある)商品群を載せるとよい場所です。

ブランド広告と呼ぶだけあり、ロゴをいれたり掲載する商品群をうまく表す広告文を入れることで、Amazon内でブランディングを目指せる所でもあります。

先程も書いたように商品群=まとまりで見せられるので、この特徴をいかす広告を作りましょう!

同じ用途のシリーズものなら共通する1番と思える商品ポイントを紹介文にすること。また、バリエーションの豊富さを訴える文章を。

用途違いのシリーズ商品なら、シリーズを通して体感できること。

1つのまとまりを意識した文章を使うのが効果的です。

グループの作り方を悩むなら、表示したい検索キーワードを先に考えましょう。

キーワードに沿った商品群を作るとユーザーにとって必要とされるものを表示できます。

自社の強みも意識してくださいね!(←ここほんとに大事です!これを出してかないと効果半減)

広告文とともに商品をまとめて見せられるので、ライバルに差をつけられる可能性大です。

さらに、Amazon内でブランドストアというものが作れるので、作っておけばそれも活用できます。

ロゴをクリックすると先程紹介したブランドストアにつながります。

そのブランドとしてまとめたページに誘導することができますので、クリックしてもらえるとより多くの商品を見てもらうことができます。

スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告が利用できるのは、下記のようにターゲティングにより利用資格が変わります。

スポンサーディスプレイ広告には、3つのターゲティングオプションがあります。ターゲティングの種類によって、利用できるかどうかが異なります。

https://advertising.amazon.com/solutions/products/sponsored-display?ref_=a20m_us_gw_sd

スポンサーディスプレイ広告は3つのターゲティングごとの違いはこちら。

閲覧数ターゲティング
Amazonブランド登録に登録されているお取引会社様と出品者様

商品ターゲティング
Amazonブランド登録に登録されているお取引会社様と出品者様

興味・関心ターゲティング
お取引会社様

ディスプレイ広告は、別の商品や関連の高い商品ページを見たユーザーに、自店ではないアマゾン内の商品ページやアマゾンではないところ(アマゾン外)で商品広告を表示できます。

閲覧数ターゲティングを使うと、アマゾンの中だけでなく違うサイトでも追いかけるように商品広告を表示させることもできます。(リマーケティング)

また、ライバル商品のページを指定して、カート下に自社商品を表示することもできます。

ライバル商品が有名だと、見てもらいやすくなるし、似た商品の新たな選択肢としてユーザーの目にとまることもあります。

まずは、最適なAmazon広告の種類選定を。ターゲティングの設定は次回!

まずは、自社にとって最適な広告を選びましょう!

もちろん、戦略によって複数を組み合わせることもあります。

  • とにかく認知度をあげたいのであれば、スポンサープロダクト広告で露出する機会をアップ。
  • ブランドとして知ってもらう、まとまりで覚えてほしいならスポンサーブランド広告
  • ライバル商品に直球勝負、Amazon外でも見てもらいたいならスポンサーディスプレイ広告。

ショコラルトは、こんな風に捉えて広告選びをしています。

キーワードの選定やターゲティングなど、広告を最大限に活かすには細かな設定が必要です。

でも、時間や経験が足りない場合、オートでできる部分もあります。

自動でできることは自動で、結果を見ながら調整しましょう。

次回は、ターゲティングの設定についてお話しします。

広告文の文字数を確認しながら文章を作れるエディターを紹介しています。

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